全国大会

●全国大会(滋賀)のプレ大会を終えて②

 滋賀県甲賀市立水口小学校で行われた,日本初等理科教育研究会全国大会のプレ大会について,理科の指導案を公開いたします。公開に先立ちまして,授業者の先生方には,その授業に込めた思いを伺っております。ぜひ指導案とセットでご覧ください。

 

本校では,「エージェンシーを発揮して,未来を切り拓く力を育成する」を研究テーマに校内研究に取り組んできました。理科の授業において,「エージェンシーを発揮する姿」とは,理科の学習を通して目指す「ウェルビーイング」とは何かを考えながら,授業づくりに取り組んできました。今回の単元においては,エージェンシーを発揮する姿を目指して,学習したことを生かして「琵琶湖の砂」と「海の砂」を見分けるパフォーマンス課題を設定しました。見分けるための方法として,「顕微鏡で見て比べる」「濾過して蒸発させる」「シュリーレン現象を確認する」「濾過した後の重さを比べる」などこれまで物の溶け方において確かめてきた方法を総動員して,子供たちは解決のための方法を発想してきました。「自分たちで考える」「自分たちで選ぶ」「自分たちで決める」という過程が,「はっきりするまで取り組みたい。」「最後までやり切りたい。」という想いを引き出し,主体的に取り組む姿を生み出していくと考えています。

柳 哲平先生

柳先生の指導案はこちらになります(Googleドライブに接続されます)。

 

「粘り強く」取り組む3年生の姿は・・・。「自己の学びの調整」は,3年生でどんなことができるかな・・・。と考えることから始めた本単元です。「これはこうなると思う」と予想したことを,自分で実験したい!と思うのが3年生。「じゃあ,これは?」「じゃあ,これもきっと・・・」と,確かめたいことが次から次へとつながっていくのが3年生。そんな姿が理科の問題解決の中であふれるようにしたいと考えて,授業を創りました。身近にある磁石は,子ども達にとって当たり前になっていることがたくさんあります。そこで,子ども達の当たり前と磁石の性質とのズレから問題を見いだせるような現象との出合いを工夫しました。磁石と鉄(クリップ)の間に挟める物を,スポンジ(穴が開いているから磁石の力が働くと考えないかな)やガラス(硬いから磁石の力が働かないと考えないかな),段ボール(間に何枚も挟んでほしいな)を準備したりしました。子ども達が自然の事物・現象に向き合い,どっぷり浸って問題解決していく姿を目指した授業です。

山際 真知子先生

山際先生の指導案はこちらになります(Googleドライブに接続されます)。

 

2025/02/25 日本初等理科教育研究会電子コンテンツ部

 

●全国大会(滋賀)のプレ大会を終えて①

 2025年2月14日(金)に,滋賀県甲賀市立水口小学校で,日本初等理科教育研究会全国大会のプレ大会が開催されました。授業では,子どもたちが自分たちで問題解決の過程を進めていく姿が見られ,問題解決の力の高まりを見ることができました。

 さらに,来年の全国大会に向けて,研究の概要も発表されました。その資料はこちらになります(Googleドライブに接続します)。滋賀支部が取り組んでいることは,全国的にも関心の高いテーマだと思います。これからますますブラッシュアップされることと思いますが,現段階での研究について,ぜひご覧ください。

2025/02/18 日本初等理科教育研究会電子コンテンツ部

 

●全国大会(滋賀)のプレ大会のご案内

日本初等理科教育研究会全国大会が滋賀で開催されます。そのプレ大会が,

2月14日(金)

に,滋賀県甲賀市立水口小学校で開催されます。大会のテーマは,

粘り強く自然の事物・現象に向き合い、自己の学びを調整しながら探究し続ける姿を目指して
- 共同エージェンシーを発揮してウェルビーイングにむかう理科学習とは -

となっております。令和7年度の全国大会に向けて,研究を深めるためにも,多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。

詳しいご案内はこちらになります(Googleドライブにアクセスします)。

2025/01/22日本初等理科教育研究会電子コンテンツ部